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静電気と鍼灸

やっとやっとのブログ初投稿です。

ご来院くださっている患者様には ここのところ よくお話している静電気や電磁波についてです。

ずっと書こうと思っていたのですが、大きなテーマゆえ 読みやすく書くのに苦心していました。

なかなか読みやすくなったのではないかなと思っています(自画自賛 笑)

どうぞ 最後までおつきあいくださいませ。

「体内静電気」を知っていますか?

冬場に、ドアノブに触れようとして パチッと痛みを感じる経験は 誰でも一度はしたことがあると思います。

実は、この静電気、体表だけでなく体内でも起こっているのです。

そう、あのバチっという落雷現象が、私たちの身体の中でも起きているということです。

これを「体内静電気」と言います。

摩擦のあるところには少なからず静電気が発生していて、それは体表でも体内でも同じなのです。

「体表」静電気は、衣服と衣服がこすれ合う時や、電気製品を使うたびに起こる電磁波によって生じます。

一方「体内」静電気は、血液が血管を流れる時や、心臓の拍動、呼吸、食べ物が消化管を通過する時など

日常的に行われている生命活動において生じるそうなのです。

このようにして、私たちの身体には知らず知らずのうちに静電気がたまっています。

体表静電気が起きやすい人は、体内に静電気が誘導されやすく、体内静電気(帯電)も多くなると考えられています。

私たちの身体は電気で動いている

私たちの体内は「イオン」と呼ばれる電気でコントロールされいます。

健康状態では マイナスイオンとプラスイオンがバランスよく保たれています。

しかし、体内静電気が大量にたまってしまうと、このイオンバランスが崩れてしまうのです。

例えば、健康な赤血球はマイナスに帯電していて反発しあうので

血管内でくっつきあわないようになっています。

しかし 体内静電気が大量にたまってくると、プラスに帯電する赤血球があらわれ

マイナスの赤血球と引き合ってくっつくので渋滞してしまい流れが悪くなる

いわゆる ドロドロ血になると言われます。

血液ひとつをとっても こんなことが起きてしまうのですから

それが身体の色んなとことで起こっているとしたら、、、

大変なことが想像できますね。

自然と離れた現代生活では静電気を身体に帯びやすい

日本の電気使用量は50年前の10倍、つまり 電磁波も10倍。

電気の使用量に比例して 増える電磁波も年々増加しています。

これに加え 日本では5Gの導入が決まっており、電磁波は今までにないレベルに達すると言われています。

もはや「電磁波の中で暮らしている」と言っても過言ではありません。

この他、靴の生活、化学繊維、界面活性剤、食の欧米化などにより

現代人の身体には体内静電気(帯電)が多くなっています。 

そして、この帯電が さまざまな慢性疾患の原因だと考えられているのです。

不必要な電気を身体から抜く方法「アーシング」

昔から、人も 動物も ちゃんと、カラダにたまった電気を抜く方法を知っています。

それが「アーシング」です。

裸足で砂浜の上を歩いたり、土いじりをしたり、大きな木に抱きついたりすると

余分な電気が地面へと抜けていくのです。

昔の日本人は、わらじを履き 土の上を歩いていたので、普段からアーシングができていましたが

現代人は 電磁波に、化学繊維、界面活性剤、食の欧米化などにより帯電が増えているにも関わらず

唯一触れている靴の底は、残念なことに 電気を通さない絶縁体のゴム底。

しかも地面はこれまた絶縁体のアスファルト、、、

大地に触れるチャンスが少なくなってしまった現代人は、いわばアースがない状態なのです。

でも、悲観しないでね。

意識すれば 身近にできる帯電対策がいくつかあるので やってみましょう!

  1. 寝る時には部屋の電源をすべて切り、プラグを抜く
  2. 北枕で寝る
  3. 化繊を避け、天然の繊維の衣服を身につける
  4. 海塩をひとつまみ入れた水を1日数回 飲む
  5. 海辺や公園で裸足になる
  6. 土に触れる etc...

できるところからやってみましょ♪

鍼治療で「アーシング」

実は、鍼治療でもアーシングができるのです。

鍼治療がエネルギー療法であることは知っている方もいらっしゃるかと思いますが、

お身体に鍼を刺すことで、余分な体内静電気が針の金属を伝って引き抜かれ

その上で、電気の流れを正常に戻して

身体の電気バランスを整えてくれるのです!

さらに杏珠堂では、炎症があるなどで 自力の電流が弱っている人には

電気鍼を使って、効果的に帯電をほどき、電気の流れを改善するということもしています。

 

患者様の中に、毎年冬になると静電気がひどくて、水分補給をこまめにしたり

静電気防止グッツを身に付けたりしていたけれど

効果があまりなかったとおっしゃっていた方がいらっしゃって

杏珠堂で鍼灸治療を定期的に受けて、アドバイス通りに身の回りの電磁波を見直したら

「今年は静電気がほとんどなくなった!」という嬉しい声をいただいています。

 

ちなみに、鍼灸 杏珠堂の施術ベッドには

99.9%磁場(電磁波には「磁場」と「電場」がある)カットの

温熱マットが敷いてあり、さらに電場を抜くためのアースも設置してあるので

1時間 寝ているだけでもアーシング効果がありますよ。

施術室に置いてあるホットキャビンも電磁波対策はバッチリです!

 

さて、効率的に治療を進めたり

健康のバランスをうまくとるためにも

この 帯電対策 ぜひ 実践してくださいましね。

 

参考文献:「はだしで大地に立つと病気が治る」掘泰典 著